
子どもたちがプレゼンテーションについて学べる場をつくりたい!」──そう思うようになったきっかけのひとつに、欧米の教育文化である**「Show & Tell」**という授業があります。
最近、ロンドンで子育てをされているお母さんのnote記事を拝読し、あらためて「みんなの前で話す」という経験が、いかに貴重かを感じました。
その記事では、4歳のお子さんが発表の順番を迎えた際のエピソードが綴られていました。旅行の思い出を語るために、写真を厚紙に貼り、堂々と発表に臨んだそうです。
お母さんは、「Show & Tell」の魅力として、以下の3点を挙げていらっしゃいました:
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30人あまりの友達や先生の前で話すことで、度胸がつく。
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自分の好きなことを聞いてもらえる。質問タイムもあり、想定外の問いに答える練習にもなる。
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他の子の話をしっかり聞くことで、聞く力が養われる。
これらはまさに、テストの点数では測れない「非認知能力」にあたります。
もちろん、知識や教科の習熟度も大切です。けれど、多少算数が苦手でも、英語が話せなくても、地理がわからなくても、「人とつながる力」さえあれば、多くのことは補えてしまう──それが、私の実感です。
そして何より大切なのは、「信頼」です。 誰かが話すのをしっかり聞いてあげること、その経験は「話してよかった」「聞いてもらえた」という安心感と結びつき、やがて信頼を育てていきます。
知識は検索で手に入る時代です。 でも、信頼は「人と人」との間にしか生まれません。
日本の教育現場でも、「発表」という言葉に身構えず、もっと気軽に発言できる空間をどう作るか、日々試行錯誤されていることと思います。
私たちきっずプレゼン株式会社の事業が、そんな“話す・聞く機会づくり”の一助となるよう、スタッフ一同、あらためて気を引き締めて取り組んでまいります。
みなさまからのご意見・ご感想も、ぜひお聞かせください。
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