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情報過多より響く一言?ラーメン屋さんの求人広告で掲げられていた3文字とは

情報過多より響く一言?ラーメン屋さんの求人広告で掲げられていた3文字とは

ゴールデンウィーク、皆さまはいかがお過ごしでしたか?

 

私は近所を散策中、ふと一枚の求人貼り紙に目が留まりました。ごく普通のA4コピー用紙に黒一色、標準的なゴシック体で印字された、ラーメン屋さんのスタッフ募集案内です。

 

そこには、こう記されていました。


「スタッフゆる募」

  • 時給1,200円~
  • おいしい賄い有り
  • 面倒なしがらみ無し
  • 詳細はスタッフにお気軽にお声がけください
  • 公式InstagramにDMでもOK!

情報量は決して多くありません。

それでも、私の心を強く捉えたのは「ゆる募」という意外な三文字と、「面倒なしがらみ無し」という抽象的ながらも魅力的な一文でした。

 

「イメージとのギャップ」に惹かれた

「ラーメン屋さん」というと、個人的には飲食業界の中でも特に厳しい職場というイメージがありました。

(客として訪れる際も、独特の雰囲気や常連さんの存在に気圧されてしまうことも……。これまた、あくまで個人の感想ですが)

 

そんな先入観があったからこそ、「ゆる募」という言葉は、私の中で大きなインパクトになりました。

「面倒なしがらみ」が具体的に何を指すのかは分かりません。

しかしこの一言があるだけで、「ラーメン屋さん=厳しい労働環境」という(個人的な)固定観念が揺らぎ、「もしかしたら自分にもできるかも?」「週1日くらいなら応募してみようかな」と、ほんの一瞬ですが思わされたのです。ラーメンも好きなので……。

 

俗に言う「ギャップ萌え」というやつかもしれません。

意外性にはやはり、目が留まります。

「飢えたオーラ」は引かれがち

一般的な「求人広告」に目を向けると、

  • 魅力的な写真
  • 詳細な業務内容
  • 他社・他店より高い時給

……など、多くの情報を盛り込んでも、なかなか人の心が動かないケースは少なくないのではないでしょうか。

 

今回のラーメン屋さんの例を見て感じたのは、もしかしたら、その過剰なまでの「必死さ」「情報量の多さ」が、かえって読み手を心理的に遠ざけてしまう一因になっているのではないか、ということです。

 

これは余談ですが、かつて私自身が「婚活」に励んでいた時期、必死になればなるほど良いご縁に巡り会えなかった経験があります。

「もう一人でもいいかな」と肩の力が抜けた途端、不思議と良い出会いが訪れました。

 

そのときはびっくりしたものですが、婚活にせよ求人にせよ何にせよ、「飢えているオーラ」のようなものが相手に伝わると、相手も身構えてしまい、本来伝わるはずの魅力も伝わりにくくなってしまうのかもしれません。

 

伝え手が力むと、聞き手も力む

「伝えたい」という気持ちが強すぎると、つい情報を詰め込みすぎたり、言葉を飾りすぎたりしがちです。

 

しかし、本当に大切なのは、相手の心に「響く」かどうか。

今回の「ゆる募」のように、少し肩の力を抜いた、それでいて本質を突くような言葉選びやスタンスが、かえって相手の興味を引きつけ、ポジティブな印象を与えるのかもしれません。

 

マーケティングや社内外のコミュニケーション全般においても、重要なヒントになるかも……?

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