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きっずプレゼンくらぶの体験講座 第二回目を開催しました

埼玉県所沢市にある緑町三丁目学童保育所できっずプレゼンくらぶの体験講座を開催しました

2回目の体験講座を所沢市学童クラブの会運営の学童保育所で開催

皆さん、こんにちは!
きっずプレゼンくらぶPM(プロジェクトマネージャー)兼認定講師の杉崎紀子です。

山梨県道志村での体験講座に続き、2回目となるきっずプレゼンくらぶの体験講座を実施させていただきました!
今回ご協力いただいたのは埼玉県所沢市にある所沢市学童クラブの会運営の学童保育所です。

前回の課題を踏まえ、CEO内野と準備を重ねて臨んだ講座となりました。

 

今回はパソコンを使わず、すぐに用意できるものを利用して体験講座を実施しました。
小学中学年層を中心に参加いただき、ご担当者様や学童にいる小さな子どもたちを含め、ワイワイと賑やかに過ごすことができました。

当日の様子を纏めましたので是非ご覧下さい!

改良版コンテンツで挑戦!シンプル設計に再構築

前回は内容を盛り込みすぎて子どもたちが消化しきれない場面がありました。

今回はシンプルに再設計し、取り組みやすさを重視しました。

 

この日はとても暑く、到着する頃には汗だくになりました。

そんな中、学童保育所の前で私たちを待っていて下さった岩﨑様には頭が下がる思いでした。

 

学童保育所の中では夏休み真っ盛りの子供たちが自由に過ごしていました。

会場となる一階のスペースには机やプロジェクターを設置していただいていたため、余裕を持って準備することができました。

 

準備をしながら岩﨑様に学童の現状や子供たちの興味・関心ごとをお伺いしました。

地域により格差がある学童事情、また運営に関する課題や遣り甲斐など、子どもたちの未来に携わる私たちにとって参考になることばかりでした。

 

入口にチラシを掲示していただきました

入口にチラシを掲示していただきました

冷たいお茶に癒されます

入口にチラシを掲示していただきました

学童クラブの会事務局の岩﨑様へご挨拶

放課後児童支援委員の岩﨑様へご挨拶

みんなで創る!ひらめき桃太郎ワークショップ

体験講座のプログラムは今回も二部構成で仕立てました。


前半の担当は私、杉崎 紀子です。

最初のコンテンツとなる「みんなで創る!ひらめき桃太郎ワークショップ」では前回同様、昔話の桃太郎を題材にしました。

今回のテーマは鬼退治で犬だけが残ったらどう戦うか?をテーマにしました。

 

 

まずは私のオリジナルストーリーを披露し、雰囲気を盛り上げてからワークへ繋げていきます。

 

ワークが始まる前に子供たちに伝えたのは

・自由な発想をどんどん言葉にして紙に書き出そう

・どうやったら相手に伝わる発表ができるのかを考えよう

・ストーリーができたら声に出して練習してみよう

とうことです。

 

いざ実践!子供たちのオリジナルストーリーはいかに?!

 

子どもたちに楽しんでもらえるかドキドキです

言葉にする力が発想を広げる

3チームに分かれてワークを進めてきます。

自発的に進められるチーム、フォローが必要なチーム、個性は様々です。

 

私たちや担当者の方々で時間内に終わるようにサポートしていきます。

前半はとにかく紙に言葉を書き出し、発想を言語化してもらいました。

ポイントは綺麗に書かなくても良いということ。

まずは言葉にすること(=アウトプット)が重要です。

この言語化がしっかりできていると、この後に控えている紙芝居を作る(=ビジュアル化)はとてもスムーズになります。

 

紙芝居を作る工程では自由な発想がさく裂しました。

子どもたちは絵を描くのが大好き!

カラーペンを使いながら絵を描き、見出しや効果音の言葉を加えながらユニークな紙芝居が出来上がっていきます。

 

 

紙芝居を作る様子は真剣そのもの

ストーリーの流れを考えます


考えを言語化していきます

楽しい発想がどんどん湧いてきます

こんなところにも可愛い犬がいます


発表で味わう緊張と伝わる喜び

 

後半はいよいよ発表(=プレゼン)です。
普段一緒に遊んでいる子どもたちですが、いざ人前で話すとなると緊張するものです。

私たちはいつもの元気が出るように盛り上げに徹します。

 

それぞれ作ったオリジナルストーリーを発表してもらいました。

緊張や照れ臭さから上手く言葉にできない場面もありましたが、勇気を持って人前で発表した子供たちは素晴らしいと思います。

 

全チームが終わった後、フィードバックの時間を設けました。

フィードバックは成長のための栄養を与えます。

栄養とはプラスの価値を相手に提供することです。

面白かったことや良かったことを言い合うことで、栄養をたくさん感じて欲しいという思いです。

 

このワークでは「考える・作る・伝える」を体験し、伝わる嬉しさを実感してもらう狙いがあります。

自分ではイマイチだなと感じても、誰かに褒めてもらうと嬉しいものです。

この喜びが積みあがることで自信になり、失敗を恐れず挑戦するキッカケになることを祈っています。

 

いよいよ発表!みんなで作ったオリジナルストーリーを披露します

後半プログラム「おねだりマスターへの道」

休憩を挟んで体験講座の後半へ。

CEO内野が担当します。

用意したコンテンツは「おねだりマスターへの道」です。

ゴールは伝え上手になることです。

 

欲しいものがある時どうするか?を投げかけ、まずは子供たち同士でおねだりの実践をしてもらいました。

 

おねだりが上手くいかず買って貰えない原因が分かったところで、おねだりマスターへの道に入っていきます。

 

ただ欲しいというだけでは手に入りません。

どうすればおねだりする相手が買ってあげたくなるか、どういう伝え方が効果的か、子どもたちに考えて実践してもらいました。

 

考えるだけでなく実際に話してみることが大事です。

最初は上手く話せなくても、何度も繰り返し話すことで上手くなっていきます。

 

たくさん欲しいもがある子供たちにとって、このおねだりマスターへの道は直ぐに実践できる強力な武器です。

子どもたちのおねだりが変わったことで「それだったら買ってあげようかな」という保護者の方々がいたら、子どもたちの勝ちです!

 

おねだりが上手くなる方法を真剣に聞く子供たち

子どもたちがワークに取り組んでいる時間を利用し、保護者向けの説明を実施

多彩な表情を見せる子どもたちの魅力

2時間という長丁場の体験講座に参加した子供たち。

集中力が途切れる場面もありましたが、楽しくワークに取り組んでいる様子や真剣に話を聞く様子など、私たちに様々な表情を見せてくれました。

 

学童に集まっている子供たちは個性豊かで、私たちでは発想し得ないユニークな考えを持っています。

前半の「みんなで創る!ひらめき桃太郎ワークショップ」ではアウトプットを中心に、後半の「おねだりマスターへの道」では伝えることを中心に取り組んでもらいました。

 

この経験を通じて子供たちが考えることや伝えることに興味を持ち、豊かな人生の糧になることを祈っています。

私たちも前回の体験講座とは異なった発見があり、子どもたちの表情や行動からたくさんの学びを得ました。

 

プレゼンの三種の神器「考える・作る・話す」を体験することで、自身の表現の幅がグンと広がります。

何を伝え、どう動いて欲しいのかーーー。

たくさんの子どもに伝え上手になってもらうために、きっずプレゼン事業に磨きをかけていきたいと思います。

 

 

体験講座を楽しんでくれている様子

笑顔が絶えない子供たち


体験講座を終えて

体験講座を終えた後、子供たちをはじめご担当の皆さまにアンケートにご回答いただきました。
NPSは満足度を数値化する指標で、9は高い評価です。

ワードクラウドでは「楽しい」「思う」「ねだる」「桃太郎」「面白い」といった言葉が目立ち、コンテンツを楽しんでもらえた様子がうかがえました。

 

フリーコメントでは「将来に使えそう」「面白かった」「紙芝居作りが楽しかった」という嬉しい声があり、この日のためにコンテンツを創り上げた甲斐がありました。

 

きっずプレゼン教室では今回の体験講座を活かし、「伝え上手」という明日から使えるスキルを全国の子どもたちに広げていきます。

これからの活動にも是非ご注目下さい!

 

アンケート結果をNPSとテキストマイニングで分析

アンケート結果をNPSとテキストマイニングで分析